 
									ATTEMPT#04
スポーツの現場で発揮する、ホスピタリティの力
															 
													
PROJECT OVERVIEW
サッカー日本代表戦のケータリングをきっかけに、スポーツシーンにおけるサービス提供に関わり始めたクレ・ドゥ・レーブ。ノエビアスタジアム神戸やGLION ARENA KOBEのVIPエリアでは、食事や空間を通じて観戦体験に新たな価値を添え、地域の盛り上がりに貢献していくことも試みています。プロスポーツとホスピタリティの融合が生み出す可能性と、街や人とのつながりについてご紹介します。
私たちがプロスポーツの現場に携わるようになった原点は、2019年にノエビアスタジアム神戸で行われたサッカー日本代表の国際試合でした。日本サッカー協会からの依頼で、VIPルームに訪れる方々へのケータリングを担当することになったのです。
この試合の対戦相手は、南米のボリビア代表。イタリアンが専門の下枝シェフにとっては未経験ながらも、遠くから来られる方々に想いを馳せ「せっかくなら相手国の料理も取り入れてみよう」とチャレンジすることに。リサーチしたレシピをもとに、ボリビア料理を準備し実際に提供してみたところ、ボリビア大使がとても気に入ってくださり、関係者からも大いに喜んでもらうことができました。

“お客様の期待を超えていく”というクレ・ドゥ・レーブのスタイルは、ウェディングやレストランだけでなく、スポーツ観戦のフィールドでも通用する。そう確信したスタートでした。この経験をきっかけに、クレ・ドゥ・レーブの料理やサービスのクオリティを、もっと広く社会に届けていこうという想いが強まりました。
その評判が「ヴィッセル神戸」関係者の耳に入り、ファンクラブイベント後の食事提供などを経て、練習場でケータリングを担当する機会をいただきました。
選手のパフォーマンスをより高められるよう、チーム専属の栄養士と何度も打合せを重ね、栄養価やバランスを考慮したスポーツミールの提供に努めました。その上で美味しさへのこだわりも捨てずに、出来たての料理を提供したり、選手一人ひとりの要望にも応えられるよう、オペレーションも工夫していきました。

またコロナ禍には、海外遠征から帰国して隔離期間中の選手に向けて、食事を毎日届けるといった対応をしたこともあります。そうした日々の積み重ねが、クラブとの信頼構築につながっていき、チームの長期遠征時にシェフが調理メンバーの一員として帯同をすることにもつながりました。
そして2022年シーズンからは、ノエビアスタジアム神戸のVIP観覧席「プレミアム・ソシオ・クラブ」において、受付から席案内、ドリンク提供などのサービス全般を担当しています。このVIP観覧席には18室のVIP専用個室とVIPエリアがあり、サポーターの方はもちろん、スポンサー企業やその大切なお客様をお迎えすることも多く、高いレベルのスキルと臨機応変なおもてなしが求められます。
お客様に快適に過ごしていただくことはもちろん、初めてサッカー観戦をされる方にも笑顔が広がり、感動体験をサポートしていくことが私たちの使命です。これまで結婚式で培ったホスピタリティを活かして、スポーツシーンにおいても最高に楽しんでもらえるよう、舞台裏で支え、表では盛り上げていこうと、スタッフもチームで連携しています。


ヴィッセル神戸が掲げる「サッカーを通じて地域社会に貢献する」、 また神戸の街・人全てが立ち止まることなく、永遠に前進し続けていきたいという思いを表した「Kobe Forever Forward」の精神に共感し、クレ・ドゥ・レーブはヴィッセル神戸のオフィシャルパートナーを務めています。

私たちは『ホスピタリティのプロフェッショナルとして「次世代」と「地域」の豊かさを実現する』をVisionとする神戸発の企業として、地元クラブの活動を応援し、ともに神戸を盛り上げていくパートナーであり、サポーターでありたい。そうした想いで取り組んでいます。
2025年春、関西最大級のスケールで神戸ウォーターフロントに誕生した「GLION ARENA KOBE」。B.LEAGUE「神戸ストークス」の本拠地として、新たな観戦体験を追求する次世代アリーナとして注目を集めるなか、私たちはそのVIPエリア「KOBE 270°Club」において、料理提供と運営の一部サポートを担当しています。

またこちらは多目的アリーナとして、国内外のアーティストによる音楽コンサートや地域のイベント、会議・研修・展示会など多様なイベントが開催されている会場です。それぞれに異なる要望に応えるとともに、関係者の期待を超える提案を行っていく。そして心の温度が上がるシーンを生み出していく、私たちの新たな挑戦が始まったところです。
スポーツには、人と街を元気にする力があると信じています。そして私たちは食やサービスを通じて、その魅力を広げていくことに様々な角度からアプローチしていきたいと考えています。

スタジアムやアリーナでのスポーツ観戦体験にくわえて、スポンサーのイベントやパーティー企画、サポートを通じて地域と企業の交流をより活発にすることや、サッカーに限らず他の競技やアスリートの方々への食のサポート、プライベートシェフなど新たな形での関わり方も模索していきたいと考えています。
スタジアムなどの現場では、弊社スタッフが着ている社名入りポロシャツをきっかけに、地域の方々がクレ・ドゥ・レーブの存在を知って声をかけてくださるなど、スポーツを通じた新たな出会いも生まれてきました。
クラブと企業、そしてファン、住民の方々とともに。私たちクレ・ドゥ・レーブは、これからもホスピタリティを軸に、地域とプロスポーツチームの未来に関わっていきます。


TALK MEMBERS

下枝 正樹
sasa料理長スポーツ現場でのケータリングやクラブ遠征での調理を経験し、アスリートへの食事提供に携わってきたシェフ。栄養管理知識の吸収や、新たな調理法や食材にも挑戦し、食を通じた感動体験を創り出している。

田嶋 琢磨
シーンプロダクション事業部部長現場での経験と確かなマネジメント力を活かし、スタジアムやアリーナでのサービス提供を統括。クレ・ドゥ・レーブのホスピタリティと料理の質を、より多くの人へ届けることを使命に、事業を牽引している。

澤 佑輔
シーンプロダクション事業部チーフ学生時代からクレ・ドゥ・レーブの現場でサービスに携わり、現在は新たな挑戦の最前線を担う。地元・神戸から世界へ、日本のおもてなしを軸に、スポーツシーンに新しい感動を届けることを目指している。
																			 
																	
																			 
																	
																			